森永邦彦がデザインする「ANREALAGE (アンリアレイジ)」は3月28日、2014−15年秋冬のショーを行いました。
シーズンの境目が曖昧になり、季節に左右されない服を考えたそうです。伊藤忠商事が展開する「アウトラスト」をすべてに使用し、服を32度に保つことを考案。サーモグラフィーのカラーパレットに着想を得て、雪が降るブルーのシーンからグリーン、オレンジ、赤へと夏に向かっていく様を表現しました。またモデルの顔を覆うつぶつぶメイクは、サーモグラフィーの色分布を表現したそうです。
ネオンブルーの蛍光色でアラン模様のプリントやツイードの切り替えジャケットなどを披露。続いてグリーン×オレンジのシリーズでも切り替えのツイード。そして赤×オレンジのシリーズではチェックと千鳥のダッフルコートなどが登場しました。また縁にスタッズを打ったライダースやコートなどもブルーとレッドの2色で展開しました。
毎回ショーの中で変化するものを見せてくれる森永さんですが、今回は形状記憶ワイヤーを入れ、モデルに強力なライトと熱を当てることで穴が開いていくという趣向で見せてくれました。
左が熱を加える前、右が加えた後