パリ、NYで合同展「マン」(メンズ)と「ウーマン」(レディス)を開いているGENDERは7月29日~8月1日、東京・信濃町の明治記念館で「マン・トーキョー」を開催しました。出展ブランド数は55で、うちトゥモローランドが生産販売する「ウミットベナン」のカプセルコレクション「オニキ・ウミット・ベナン」を含め日本ブランドは10でした。3人の主催者のうちの一人、アントワーヌ・フロッシュさんに話を聞きました。
マン・トーキョーの成果は?
一言で言うと、とても良かったと思います。良い店やプレスもたくさん来てもらえましたし、評価も高かったとブランド側も喜んでいます。場所も良いと評判でした。また何より大きくなり過ぎないようにブランドのセレクションやキュレーションもうまくいったと思います。小さいながらも良いブランドとゲスト、クライアント、バイヤーなど量でなくクオリティーにこだわり、パリ、NYと同じコンセプトを大切にしたかったのです。
また今回は「エディフィス」とコラボし、我々のビジュアルを使ったTシャツや小物を作り、ローンチパーティーなども渋谷のエディフィス・トーキョーで開きました。
次回の展示会への展望がつかめましたか?
はい。次回展は2015年2月3~5日になりますが、この同じ場所、明治記念館で開きます。今回よりはもう少し大きくなるかと思いますが、長期的なプロジェクトとして考えています。また色々な方から要望があり、レディスの「ウーマン・トーキョー」も来年10月に開くことを計画しています。
パリでの新たな取り組みは?
北マレ地区に「スモール」という50㎡ほどのイベントスペースをオープンします。9月か10月にはスタートしたいと思っていて、世界各地にはフラッグシップショップがあるけど、パリにはまだ無いというブランド・ショップと組んで展開します。ポップアップショップという言葉が氾濫していて、あまり好きではないので、我々は、場所を提供し、パーティーやPRを担当し、ブランド側は商品を販売するというチームでやっていきたいと思っています。なので店側が勝手に決めていくという方法論ではないのです。
近いうち、発表できると思いますが、日本の大手セレクトショップとも話が進んでいますよ。楽しみにしていてください。
クリアな語り口と感性に裏打ちされた自信みなぎる言葉は、かつてパリの合同展「ランデブー」在籍の頃から変わっていませんが、自身が主体者となっただけに、責任感と自負を感じさせる風格が備わってきていました。ウーマンの進出が待たれます。
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