タケヤリ3
岡山県倉敷市にある帆布の老舗、タケヤリがバッグブランド「TAKEYARI since.1888」を来春夏から発売することになりました。通常1~11号の帆布用糸ですが、同社の工場では1~3号が織れるベルギー製の旧式シャトル織機を備え、しっかりとしていて力強い生地を生産できるそうです。ただし従来の帆布では、染色堅牢度に難点があり、生成りのものが多く出回っているのが実情でした。そこに今回、クラボウの徳島工場での特殊な染色技術が加わることによって、ショッキングピンクやブルーといったビビッドな色合いで堅牢度の高い生地が出来上がりました。
春から発売する第1弾は、2型(うち1型はM、L2サイズ展開)で、ピンク、ブルー、グレー、ベージュ、ブラウン、ブラック6色展開で撥水加工が施されています。持ち手の先にはTAKEYARIの「TY」を模した金具が付けられ、クールでシャープな印象を与え、長さを調節できる仕組みになっています。価格は横型トートのLが19000円(税別)、Mが16000円(同)、ジップ折り返しタイプのショルダーバッグが23000円(税別)。
販路は主に都内百貨店でのイベントを中心に、セレクトショップとのコラボレーション企画なども検討していくそうで、今のところ通常の卸事業は考えていないそうです。そして2年後には直営店も出したいと意欲を語っていました。
また生地としての輸出も計画しており、2016年春夏物のプルミエールヴィジョン(パリ)への出展も計画しています。
織物としては日産30~40mが限界で希少性の高いものとなりそうです。
TEL 086-485-1111
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