京王電鉄は4月23日、吉祥寺駅上に商業施設「キラリナ京王吉祥寺」をオープンしました。地下2階~地上9階で28000㎡の売り場に食品、スイーツ、飲食、ファッション、コスメ、書店など94店舗(夏にあと4店舗がオープン)が揃いました。以前この場所に在ったユザワヤは8~9階に入居し、吉祥寺初が70店舗あります。
オープンのキャンペーンビジュアルにはイーリーキシモトを採用しました。
東急吉祥寺店近くにあるトゥモローランドとシップス以外の大手セレクトショップの多くが顔を揃えるなど話題の施設となりました。
各社ともアトレ吉祥寺が学生とファミリー層を顧客の中心に据えていることを踏まえ、「学生やファミリーを意識したMD」「アトレよりやや大人を狙った品揃え」といった吉祥寺独自のMDを組んで臨んでいます。
高級な住宅地を背景にターミナル性も備えた街、吉祥寺でどのような展開が図られるのか、期待したいところです。
http://www.kirarinakeiokichijoji.jp
【2F】
Le Talon
ベイクルーズグループのレディスシューズブランド「Le Talon(ルタロン)」は、15坪の店をオープンしました。シンプルな定番パンプスから、メリハリを利かせたトレンドシューズまで、ファッション性と履きやすさを兼ね備えたデザインを提案するほか、既存のラインに加え、今季デビューしたデイリーに履けるモード靴の新ライン「Le Talon GRISE(ルタロングリーズ)」も展開しています。オープンを記念した限定シューズ(8500円・税別)も100足を用意。ノベルティーは15000円(税込)以上購入でボーダー、デニム、ホワイトキャンバス、レオパードのオリジナルクラッチバッグをプレゼントしています(無くなり次第終了)。
everyday by collexinn
アバハウスインターナショナルの生活雑貨業態「everyday by collexinn(エブリデイ・バイ・コレックス・イン)」は、北欧をルーツとするクラフトマンシップの感覚を加えたクリアでシンプルな商品を展開。特に吉祥寺店は改札階から直結した入口付近という事もあり、香り物やギフト対応を強化したMDに変更しています。各店で展開している「ムーミン」のコレクションもフェイスを大きくとりアピール。またノベルティーは3000円(税別)以上購入でキッチンタオルをプレゼントしています(無くなり次第終了)。
【3F】
CA4LA
「A Pub Like The Good Old Days」をテーマに、古き良き時代のパブをイメージした18坪の店舗を出した帽子専門店の「CA4LA(カシラ)」。23店舗目となるキラリナ京王吉祥寺店ですが、準郊外型商業施設は初めてという事で、内装には「ロンドンで親しまれているパブのように活気に満ち溢れた存在としてありたい」という願いを込めたそうです。
BEAMS
カジュアルに絞って品揃えした「BEAMS(ビームス)」はメンズが「ビームス」「ビームスプラス」「インターナショナルギャラリービームス」「BPRビームス」、レディスが「レイビームス」「ビームスボーイ」「BPRビームス」の各ブランドを導入しました。メンズが23坪、レディスが30坪で、ボーイは別店舗のようなコーナーになっています。「新宿と立川の間を埋める地点として位置付け、住宅地と学園都市、ファミリーと学生を次のビームスのコアになる人々として狙っていく店にしたい」と考えているそうです。
限定品は「レミレリーフ」の別注Tシャツ2型を8800円(税別)で販売しています。
【4F】
SPICK&SPAN
トレンドミックスが得意な「SPICK&SPAN(スピック&スパン)」は、白とウッドを基調とした店内に限定商品を数多く仕込みました。テーラードとスポーツをミックスし、カジュアル素材を使ったイブニングなど素材やテイストをミックスして、デイリーでもパーティーでも着られる服を提案する「Christian Pellizzari(クリスチャン・ペリザーリ)」から黒のワンピース(53000円・税別)、デニムデザイナーの本澤裕冶氏によるプレミアムデニムブランド「RED CARD(レッド・カード)」のシャツやパンツ、「BISCOTE(ビスコット)」のストレッチが効いたサロペット(16000円)、チャリティーを行っているニューヨークのバッグ「ⅢBECA(トライベッカ)」(22000円)などを揃えました。またノベルティーは、21600円(税込)以上購入でオリジナルクラッチバッグかグラスセットをプレゼントしています(無くなり次第終了)。
JOURNAL STANDARD
オリジナルと国内外から集めた商品によるベーシックでスタンダードなアイテムと旬のブランドをミックスした「JOURNAL STANDARD(ジャーナル スタンダード)」が105坪の店舗を出店しました。メンズでは「J.Sホームステッド」「ジャーナルスタンダード・トライセクト」も含め全レーベルを展開。レディスは「ジャーナルスタンダード・レサージュ」も展開しています。
オープン記念アイテムはメンズが「Reyn Spooner(レイン・スプーナー)とトライセクトのハワイアン別注ジャケット(25000円・税別)とパンツ(13000円)を5色で展開しています。またレディスでは「FRANK&EILEEN(フランク&アイリーン)」のTシャツ(9000円)を3色で限定50枚を販売し、ノベルティーにバンダナを付けて展開しました。
Piche abahouse
アバハウスインターナショナルのバッグと靴の業態「Piche abahouse(ピシェ・アバハウス)」は、アトレ吉祥寺のプライスレンジをやや低めと想定し、バッグ類でも合皮ではなく皮革で揃えるようにMDを組み立てました。また学生が多いことも意識して、価格を抑えた布地のスニーカーも用意。マルチレンジの対応を図っているようです。
ライトブルーのエナメルサンダルは吉祥寺限定商品で価格は14800円(税別)。
http://abahouse.co.jp/accessory/piche-abahouse/
URBAN RESEARCH
72坪の店舗をオープンした「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」は、アトレ吉祥寺にナチュラル系をターゲットとした店舗が多いことに着目し、緑が好きな客層を狙った店舗構成に。ノベルティーには、グリーンフィンガーズのブーケを用意しました。また5階のKBFとの買い回りを意識し、両店での購入者には、大きなブーケをプレゼントし、主婦や家族連れを意識したサービスにも注力しています。
レディスでは30代の大人の女性やOLに向けたきれいめカジュアルを展開し、ライフスタイル雑貨とともに上質な生活提案を強化しています。
【5F】
KBF
従来の無機質な店舗から吉祥寺のテイストを意識して空間演出を変えた「KBF(ケイビーエフ)」。母娘の滞留時間が長いと判断し、ウッドの質感とベージュの木質ハンガーで温かみを出し、ゆったりと買い物ができるような24坪の店舗にしました。ノベルティーはアーバンリサーチと同様にグリーンフィンガーズのブーケを用意しました。
turno jeana
ブランドの立ち上げから3年目で5店舗目をオープンしたポイントの「turno jeana(トゥールノ・ジーナ)」。打ちっ放しの床にメタルのラックとクールで無機質な印象を与える店舗に仕上げました。ノベルティーにはミニトートとパソコン用眼鏡を用意。さらに5月1日からは購入者にクーポンを発行するなどサービスも充実させています。
https://www.point.co.jp/brand/turno_jeana/
FREDY&GLOSTER
16店目となるノーリーズのカジュアル業態「FREDY&GLOSTER(フレディ・アンド・グロスター)」がオープンしました。メンズは10代後半から20代前半を中心に30代まで幅広く狙っていけるカジュアルアイテムを用意。一方レディスは、カジュアル通勤着対応を強化して、吉祥寺の特性を考慮した品揃えを意識的に集めています。