トラノイオム入口

トラノイオム入口

パリメンズファッションウイークに合わせて開かれたメンズ合同展が7月1日、幕を閉じました。6月27日にスタートした「カプセルオム」はセーヌ河畔、オーステルリッツ駅近くの「レ・ドック」を会場に144社が出展し、スペースは従来の1.5倍ほどに拡大。日本からの出展者は「桃太郎ジーンズ」「マスターピース」「ビッグジョン」など7社でした。また同日スタートとなった「マン」は、レピュブリック広場近くの会場でこちらもスペースが1.2倍ほどに拡大。出展者は79社で日本からは「マルコモンド」「ナナミカ」「エドウィン」など13社が出展しました。

カプセルのオニキ

カプセルのオニキ

マンのオニキ

マンのオニキ

話題となったのはトゥモローランドが8月に代官山に旗艦店をオープンする「ウミットベナン」のカプセルコレクション「ONIKI(オニキ)」。ウミットベナンがクリエーティブディレクターを務め、トゥモローランドが生産、販売を手掛けますが、なんとマンとカプセルの両方にブースを構え、展示会のテーストに合わせてサンプルを分けて展示するという贅沢なアピールを行いました。

一方トラノイオムは、他展に2日遅れて29日にスタート。これはメンズ・レディス両方を仕入れるショップの利便性を図るため、4日に始まるレディス合同展「トラノイプレビュー」と日程を近づけるという試みだそうです。出展者は172社で日本からは和紙デニムを使ったブランド「KYUTEN(キュウテン)」、常連組の「カシラ」「サイドスロープ」など10社が出展しました。

総じて日本人バイヤーの出足は順調ですが、続く円安の影響から発注量を控える動きも出ています。また韓国からの出展が目立つことやパリ市内での韓国人デザイナーのプレゼンスが高まっていることも近年の変化だそうです。

 

和紙デニムのキュウテン

和紙デニムのキュウテン

カプセル

カプセル

マン

マン