フーズネクスト

フーズネクスト

パリレディス合同展ファーストセッションが終わりました。市内のパレ・ド・ラ・ブルス会場で9月4~6日に開かれた「トラノイプレビュー」は、3日前に終了した「トラノイオム」の施工を一部引き継ぎ、スペースの活用を効率的に進めました。出展者数は117社で日本からの出展はありませんでした。プレビューシーズンとしては着実に定着しており、前回マレ地区のガラージュ・チュレンヌでの開催より、来場者数も含め格段に成長しています。とは言え、セカンドと同じものを出展したり、フーズネクストとの同時出展もあったりとブランド側も模索を続けている姿が見て取れます。

一方、9月4~7日にポルト・ド・ベルサイユ見本市会場で開かれた「フーズネクスト」には、約2000社が出展。うちコンテンポラリーな婦人服ゾーンの「フェーム」には約250社が、トレンド雑貨部門の「プルミエールクラス」には約300社が出展しました。日本からは21社が出展し、うち18社がジェトロ(日本貿易振興機構)支援の出展者でした。ジェトロはこの間、ファーストセッションとセカンドセッションの支援を行き来し揺れ動いており、今秋はセカンドへの支援が無いなど、出展者側からは「支援先の一貫性の無さ」が強く指摘されています。

新たな動きとしては、トラノイショールーム(詳細既報)が9月のセカンドセッション時期に復活することと、その直前にフーズネクストを主催するWSNディベロップモンがバッグと皮革小物の専門見本市「MARO&GO」を立ち上げる点です。会期は9月14~16日、ポルド・ド・ベルサイユ見本市会場で「7月のフーズネクストアクセサリーを補完する位置付け」としています。出展者数は約40でフランス、イタリア、スペインからの出展者で構成します。

日本からのバイヤーには目立った変化もなく、堅調との声が聞かれました。円安傾向にあっても昨今の高額品需要の回復傾向を後押しに、中高級品マーケットのセレクトショップやインポーターの仕入れマインドは高まっているのかもしれません。

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写真上はすべてフーズネクスト

トラノイプレビュー

トラノイプレビュー