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子供のオモチャ・雑貨の製造輸入卸のダッドウェイは2013年春夏から自社ブランドのアパレルを立ち上げ、今年からパリで開かれる子供関連用品見本市のプレイタイム・パリに出展しています。海外にチャレンジする意味について、白鳥公彦社長に聞きました。

7月のプレイタイム・パリ春夏展で、1月に続き2回目の出展になりますが、海外にチャレンジしようと思ったきっかけは?

会社のスタンスとして「世界から物を集めよう。無い物は作ろう」というところがあって、たまたまアパレルが無かったので作ってみました。そうしたら意外に良い物ができたので、それでは挑戦してみようかと。チャレンジは楽しいじゃないですか。社是が「楽しくなければ仕事じゃない」なので、「いつもチャレンジしていないと」と思っています。まあ本音を言えば、国内のバイヤーを引きつけられたらなどとも思っていたのですが(笑)。

目標はどのように設定していますか?

もちろんペイすることです。まだ達していませんが、3年で目指します。まだ勉強の段階ですね。フランス人やパリとの文化の違い、今、どんな物が流行っているのか、それから人と人との触れ合い。それが楽しい。「違いに対して腹を立てるより、そういうものだと受け入れることで快適さが生まれている」、そんな事を一つ学びました。自分達がクライアントの場合の業者に対する気持ちの持ち方とかも考え直させられますよ。

今後の展開は?

来年1月展には、本業の雑貨まで広げて出展させたいと思っています。ブースを明確に区切るのか、或いはアパレルと合わせてダッドウェイの世界観を表現するのか、これから楽しみながら悩みますよ。

http://www.dadway.com

朴訥な語り口からは、学びつつと言いながらも揺るぎない決意が伺えました。プレイタイム会場内にあるクリエーター支援のコーナーで、フランス在住スウェーデン人の女性イラストレーターのブックを一冊丸ごと版権購入するなど、ここぞという時の決断力に代表者の器を垣間見ました。

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