マルタンモレル5

リヨンのテキスタイルアーカイブからインスパイアされたフランスのカジュアルブランド「Maison Martin Morel(メゾン・マルタン・モレル)」は、2014-15年秋冬物からルックのブティック事業部と独占販売契約を結び、日本への本格的な卸販売を始めます。出展した「WOMAN(ウーマン)」の会場で『Journal Cubocci』に明らかにしました。

メゾン・マルタン・モレルは、1896年に創業したリヨンのテキスタイルプリント工場で、1982年まで営業していましたが、その後閉鎖され、大量のアーカイブが残されたままになっていました。創業者の孫、エマニュエル・フォアティエは、マーケティングなどを学び、「サーフェス・トゥ・エア」などで働いた後、これらのアーカイブを再発見。そして彼は自身の持っている現代的なやり方で、これらのアーカイブに再び命を吹き込むことを決め、1年前にブランドを立ち上げました。

商品にはアーカイブからピックアップされた様々なプリントパターンが随所に使用され、身頃や肩パッチ、胸ポケットなどにあしらわれたトレーナーやTシャツへと姿を変えました。また同社の紋章ともなっている「Mフラワーシンボル」を全面にプリントしたスカーフもあります。

今秋冬は、1931-32年のプリントブックからインスパイアされた柄を展開しています。

参考小売価格は、カットソーで110ユーロ前後。

http://maisonmartinmorel.com

 

貴重なプリントブック(1931-32)

貴重なプリントブック(1931-32)

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