bmFpZ2VscpA今月からこのブログに参加させていただくことになった。繊研新聞社に22年在籍。月刊タブロイドペーパー『senken h(アッシュ)』の立ち上げを主導し、IFF、プラグインの立ち上げにも関わった。後半にはパリ支局と英字版『THE SENKEN』の立ち上げ。どうも自分には立ち上げ屋の気質があるらしい。

そして40歳を過ぎた頃からだろうか。業界への恩返しを考え始め、在職中から大学、専門学校、業界団体での講演を行い、教育的視点からの恩返しも少しずつだが始めている。

そんな中で、私自身のウェブサイト『Journal Cubocci』(ジュルナル・クボッチ)のコンセプト同様、このブログでもファッションビジネスで生きる人々にとって、何らかのヒントとなるようなコトやモノ、ハコなどを紹介していきたいと思っている。

さて、ビジネスは人と人との繋がりから生まれる。いや正確に言うと、その繋がりから生まれたものやサービスに感動や価値が生じて、更にビジネスを続けていくエネルギーが再生されるということだ。それ無くして一方的に利益を享受したり、傷つけたりしてはいけない。

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4月24日の夜、アバハウスインターナショナルのグループ会社で、輸入及び製造卸・小売を行っているアウターリミッツが、主力ブランド「ナイジェル・ケーボン」のファッションショーを青山のIDOLで開いた。

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武骨なミリタリーのうん蓄たっぷりのメンズウェアは相変わらずの人気。それに対してレディスは、今の日本市場を意識しつつ、ナイジェルらしさを仄かに出したリアルクローズが並んだ。

この会社の代表、勝勇さんは、かつて和商グループ・アングローバルを率いてきた業界きっての英国通で、マーガレット・ハウエル、ナイジェル・ケーボンを日本に導入した張本人だ。和商の蹉跌後、アングローバルは当時のサンエーインターナショナル傘下に移ったがブランドはハウエルのみが残った。その後ナイジェルの再上陸を願う中、アバハウスの真岸洋一社長と勝さんの間で、ライセンスを含めたビジネス展開の合意が得られ、その受け皿がアウターリミッツとなる。この会社にはアバハウスから、本当にナイジェル好きな、彼らしさを理解するスタッフが集められ、その熱意はそのままビジネス発展の原動力となった。同時にブレッド&バターやトラノイなど海外合同展への出展でグローバル展開するダイナミズムも社員のモチベーションアップに繋がっている。

笑顔の集合写真を見ると、更に力強く発展していく未来が想像できる。

繋がりの中で輝け、人間よ。
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前列右側が勝氏、左から二人目がケーボン氏