西武池袋本店は9月5日、3階に新しい自主編集売場「ハニカムモード」をオープンしました。
「自分らしい生き方を見つけたい」と望む次世代キャリアに向けた売場で、中心にヘルシーなスムージーなども提供する「食」=カフェを配し、衣食住のライフスタイルアイテムをハニカム(ハチの巣)のように繋げた編集となっています。
またキッチン、アート、インテリア、ブック、ファッションの分野で、それぞれシーズンディレクターを立て、商品開発や品揃えに反映させました。
ファッション分野では、書道家の紫舟がアートワークをプリントしたアイテムを作り、モデル・女優の松島花がアドバイザーとして参加するなど、新たなアプローチを試みています。
この他、核をなすキッチンのカテゴリーはエコLOVE&EAT TOKYO、インテリアはアールオーエヌのチーフバイヤー新田拓真、ブックはBOOK TRUCKの三田修平が、それぞれ担当しました。
婦人服売場のセンターにカフェを設える難しさもさることながら、在庫リスクを抱えて編集売場を作り上げる大変さは、10年ごとに繰り返される百貨店業界の自主編集への挑戦と撤退の波の法則として知られていますが、それを打ち破ることができるのか。新たな挑戦に期待したいところです。
ハニカムモードは9月9日そごう横浜店に、12日そごう千葉店にもオープンします。