中国に次ぐ世界第2位のカシミヤ生産国であるモンゴル。ここ数十年でカシミヤは高級素材として認識され、流通で貴重な存在となりましたが、昨今の大量生産と価格破壊により危機に瀕していると言われています。
モンゴル・ゴビ砂漠の人々にとっては、80％以上の収入源となっているモンゴル産のカシミヤ。それを守ろうとフランスのNGO(非政府組織)であるAVSF(国境なき産業動物獣医師団)が、
ゴビ砂漠の牧草地の減少に歯止めをかけるため、支援を始めました。
『持続するラグジュアリーと発展＝新しい結合』の作家でもあり、このプロジェクトのスポークスマンのセシル・ロシャール氏は「この新しいプロジェクトは、環境面でも責任ある解決の証となり、先代のノウハウやエコシステムを守って、本来のライフスタイルを未来に引き継ぐだろう」と述べています。
フェアトレードやエシカルファッションといった分野での今後の活動が注目されます。
