三井物産インターファッション(MIF)は12月9～12日、「A-plus real clothes」と題した来秋冬のOEM展を開いています。新素材として「チェーンボールダウン」(仮称)と「クラウドウール」(仮称)、「クラウドコットン」(仮称)の二つを打ち出しました。
チェーンボールダウンは、指で摘まみ上げるとチェーンボール状に羽毛が連なる様子からネーミングしたそうで、羽毛が絡み合い吹き出ししにくく、空気の層を作ることにより保温性が持続します。外側には20デニールの超高密度ポリエステル「パーテックス」を推奨していました。いずれも中国製です。
クラウド素材は、水溶性ビニロンを特殊な撚糸構造で織り込み、溶解させることで膨張させ、リングヤーンのように膨らんで軽快感が出ます。20%程軽くなりますが、20%程コストが上がります。ウールとコットンがあり、ビーバー、ダブルフェイス、モッサなどでも軽さが強調できます。新規開発素材による差別化で新たな需要喚起が求められています。
左が通常のダウン、右がチェーンボウルダウン
高密度ポリエステルのパーテックスを使用
右が溶解後のクラウドウール
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