インテリア・ライフスタイルの総合見本市「メゾン・エ・オブジェ」が1月23~27日、パリ北部郊外のノール見本市会場で開かれました。テロ事件の余波か、若干来場者が少なめとの感想が多く聞かれましたが、メジャーな展示会だけにファッションとは比べものにならない混雑ぶりでした。

ホール6の「ソザイ・プレミアム・ジャパン」のブースには日本各地から集められた多くの伝統産業をベースとした商品が出品されました。

ソザイ

アルミで作られた花器「ALART」は自在に曲げることができるものもあり、想像力が高まります。シルクのネックレス「000(トリプル0)」はカラフルな色合いと軽さもウリです。

ソザイアルミ花器ソザイ刺繍ネックレス

富山から来た「KEIJUSHA」は和紙で作られたクッションや名刺入れなどを展示し、奈良の「TABI-JI」は足袋型のシューズやスリッパを出しました。

ソザイ和紙ソザイ足袋

同じく奈良の刺繍工場が出した「IKIMONO」はちょっとグロテスクな刺繍の昆虫たち。携帯ストラップやブローチなどの展開ですが、欧州で広げるためにはアイテムの拡大が必要です。

ソザイ刺繍虫2ソザイ刺繍虫1ソザイ刺繍虫3

「Coelacanth Syokudou」は刃物や裁ちバサミを披露、プロ向けの需要が見込まれます。「SEIKOU」は九谷焼のカップなどを比較的リーズナブルな価格で提示し、評価を受けていました。

ソザイ裁ちバサミゾザイ久谷1

「KATAYAMA BUNZABURO SHOTEN」の絞りのシリーズは、入口すぐのディスプレーで、目立っていました。

ソザイ絞り

手拭いの「かまわぬ」もホール6に出展し、同時に市内のブック&ギャラリーでもポップアップイベントを実施しました。

メゾンかまわぬ

ホール8には連続出展する有松絞の「スズサン」のブースの実演に人だかりが。照明のほかにトラノイなどにも出品しているストールも並んでいました。

メゾンスズサン1  メゾンスズサン2

メゾンスズサン3

http://www.maison-objet.com