カガミ5

「Kei Kagami(ケイカガミ)」はロンドン在住のデザイナーで、2010年からトラノイに出展している著名なブランドです。とてもアーティスティックな作品を作ることで知られており、セルフリッジのウインドーで特集されたり、オランダ皮革靴博物館では「Kei Kagami−A Retrospective」という企画展が開かれ、そして東京では昨年9月のルームスに招待展示されるなど、その活躍ぶりは枚挙に暇がありません。

そもそも建築系の出身で丹下健三に師事し、その後ファッションの世界に足を踏み入れました。1989年に渡英し、ジョンガリアーノのアシスタント、セントラル・セント・マーチンズで修士号を取得するなどの経歴の持ち主です。2003年には「リトゥン・アフター・ワーズ」の山縣良和が彼のロンドンコレクションを手伝っていたこともあったようです。

2年程前から「より納得のいく物作りをしたい」とクチュールマーケットにターゲットを変更し、妥協しない物作りでクチュール色を強めています。ボディピアスのイメージでステンレスバーがドレスに埋め込まれ、洋服が摘ままれているような不思議なドレスたちです。

フェティッシュでアートのようなドレスには、どこか妖艶なムードが漂っていました。

主な卸先は欧米と中東で、価格はドレスが400~500ポンド(下代)、靴が300ポンドなど。

http://www.artisanwerks.com/kei-kagami-official/

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