デサイン性と土着性の豊かな融合　タイ・ショーケース

MOO PIYASOMBATKUL

タイ首相府と商務省は、12月11日から代官山ヒルサイドテラスで期間限定展示「タイ・ショーケース」を行なっています。木材やコンクリート、ガラスなど現代と土着の建築素材を用いた内装に、インテリア・キッチン雑貨からファッションまでデザイン性の高いものを展示しました。このショーケースはロンドン、上海、ニューヨーク、シドニー、パリなど世界の主要都市でも巡回する予定です。

ファッション分野では、伝統の織物を使った漁師のパンツ「JAREEPATCHA HERITAGE」、2008年にポンパット・アサバプラパが設立したファッションブランドのスカーフ「ASAVA」、ロンドンのセントラル・セントマーティン・カレッジ・オブ・アーツ＆デザイン出身で伝統的なタイの陶芸技術を用いたアイウェア「MOO PIYASOMBATKUL」、タイ人の身体にフィットするシンプルなメンズウェアを目指し、ボート・ベンチャカーンが2007年に設立したブランド「JBB」、機能的で長過ぎず短か過ぎない丈で、タイの伝統文様や大胆なグラフィックを取り入れた個性的なプリントのトランクス型水着を提案する「TIMO TRUNKS」などが並びました。
またファッション以外でもでは、チェンマイ産の粘土と釉薬を使用し、面取りを施したユニークな陶器を生産している「INCLAY STUDIO POTTERY」、バンコクにあるアトリエで窯入れと施釉にはタイで古くから受け継がれてきた伝統技法が使われている陶器製のボウルやカップ、花瓶、ティーセットなどを提案する「PIM SUDHIKAM」などデザイン性とクリエーティビティーが開花したものが多く見受けられました。

会期は2014年1月9日まで。
http://www.thai-showcase.com