©2013 Disney Enterprises, Inc.

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ウォルト・ディズニーは、世界でもっとも有名な人物の一人であることは間違いないでしょう。その彼がすでに成功を掌中に収めていた時期にあっても、彼をてこずらせた女性が居ました。彼女の名はP.L.トラヴァース。1964年に大ヒットしたジュリー・アンドリュース主演によるミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の原作者です。ウォルトは娘の愛読書である「メリー・ポピンズ」を映画にしたいと長年に渡り熱望していましたが、英国に住む彼女は映画化のオファーを断り続けます。しかし、それでも諦めないウォルトに業を煮やしたトラヴァースは、決着をつけるためにハリウッドにやってきて、脚本家や音楽担当が提案するアイデアにことごとくノーを突き付け、映画製作は暗礁に乗り上げてしまいます。この物語はそもそも彼女の出自と幼少期のほろ苦い思い出の中から生まれた大切な作品だったのです。「何もわかってないのね。これは、家政婦が子供たちを救う話なんかじゃないわ」という彼女の言葉にディズニーは、どうアプローチしていくのか? そして交わされる「約束」とは。

ウォルトを演じるのはトム・ハンクスですが、その風格は偉人そのもの。そして彼と同じく2度のオスカーに輝く英国のエマ・トンプソンが作家トラヴァースを演じています。

3月21日からTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー予定。

http://www.disney.co.jp/movies/walt

SAVING MR. BANKS